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2015.08.23
『丸投げ』にならない仕事の任せ方~その1~
こんにちは、パーソナルトレーニングスタジオナノを
運営していますパーソナルトレーナーの高橋順彦です。「フィットネスを通じて人と組織を輝かせる
トレーナー兼プロデューサー」として
ブログを書いています。
本日は『仕事の任せ方』についてです。スタッフが成長し
やりがいを持って仕事をするためには
リーダーとして、スタッフに
仕事を任せることは必要不可欠です。
ただ仕事を振るだけでは「丸投げ」「無責任」
なんてスタッフに思われたり時間が想定していた3倍程かかり
かつ完成度は3分の1になってしまったり(実話です・泣)全く意図した成果とかけ離れた完成品を
提出されて唖然としたり(これまた実話です・泣)と期待した成果が得られない可能性があります。
また逆に細か過ぎる指示を出して
スタッフのやりがいや成長を阻害してしまうことも
あります。
任せ方の結論を言えば・・・
『目的と使えるリソース(資源)を明確にし、任せる範囲を段階的に大きくしていく』
これがいいのではないでしょうか。例えば「指導者向けセミナーの
後期6か月の計画を作ること」を依頼する時は1、仕事の依頼をする
「指導者向けセミナーの後期6か月の計画を作って」
2、期限も伝える「指導者向けセミナーの後期6か月の計画を
8月31日までに作って」<高橋の解説>
期限を伝えることは当然ですが
仕事を依頼して間もない人は
意外と伝え漏れてしまいます。
3、目的と期限と対象を伝える「前期より30%集客をアップさせるような
指導者向けセミナーの後期6か月の計画を
8月31日までに作って。
<高橋の解説>
依頼者としてどのような目的・意図があるかを
伝えることで、望む結果が得られやすくなります。また、そもそもはその目的達成のために
行うわけですから、目的を伝えないのは
本来はあり得ないですね。
4、目的と期限と対象とリソース(資源)を伝える「前期より30%集客をアップさせるような
指導者向けセミナーの後期6か月の計画を
8月31日までに作って。昨年度の計画書を参考にしたり
以前担当していたマネージャーにサポートするように
依頼しておいたから不明点は聞いて」
<高橋の解説>
何を使っていいのかを示すことで
どのようにやればいいかの見立てがしやすくなります。リソースはモノ、人、情報、お金が考えられます。
5、目的と期限とリソースとやり方を伝える「前期より30%集客をアップさせるような
指導者向けセミナーの後期6か月の計画を
8月31日までに作って。昨年度の計画書を参考にしたり
以前担当していたマネージャーにサポートするように
依頼しておいたから聞いてね。」内容は参加者のアンケート結果で多いものを参考に
スタッフの意見も聞きつつやって」
さぁみなさんは的確に仕事を依頼できているでしょうか?ただ依頼することのみを伝えるだけで
思い通りの結果が得られずに「アイツは力が不足している」
「理解力がない」なんて思っていないでしょうか?
ここまで伝えればある程度の方向性は
一致しますが「当たりはずれ」が出てしまうかもしれません。
次回はより効率的に仕事をしてもらうために
6段階以降もご案内していきます。ということで『仕事の任せ方』シリーズ
続きます。