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2016.05.31 Uncategorized
【番外編、熱中症について】
こんにちは!
痛み・姿勢・動き専門の
トレーニングスタジオnano、ピラティススタジオnanoの篠田 和良(しのだ かずよし)です。
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タイトル通り、番外編として
熱中症の知識とその対策
について簡単にまとめたいと思います。
明日から6月!
最近暑くなってきているので、
これからの季節では要注意ですね。
この記事では
熱中症の原因や対応について
具体的な予防法について
をまとめてありますので、これからの季節に役出てていただきたいと思います。
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【原因と緊急対応】
まず初めに熱中症の原因について
主に4つ
①体温上昇
②脱水
③塩分不足
④循環不全
この4つが主な原因として挙げられ、それぞれが単発や併発することで
熱中症の症状が現れます。
熱中症の病態は主に4つとされていますが、
簡単に説明すれば
①意識障害がある(喋れない、記憶が曖昧)
②水分が取れない(拒絶反応、嘔吐)
③動けない(手足の痺れ、筋力低下、めまい)
これらの症状のどれかが現れ、すぐに改善の兆しがなければ
すぐに救急車を呼んでください
③は水分の摂取や体温を冷ますことで改善されやすいですが、
意識障害や嘔吐があり水分が取れなくなれば
非常に重症化しやすい
ので、必ず救急車を呼びましょう。
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【現場での対応】
救急車を呼んで待っている間や、③で比較的症状の軽い場合に行っていただきたい対応が2つあります。
①水分補給
②冷却
です。
水分補給での注意点は、真水はダメということです。
汗と一緒にイオンや糖分が抜けてしまうので、
それらも一緒に補給しなければめまいや意識障害は悪化します。
スポーツドリンクが良いとされるのはそのためですね。
冷却についての注意点はほぼありませんが、
可能限り冷やせる手段を取って頂きたいと思います。
冷却が効果的な順番は、
①氷水入りのバケツやお風呂に入れる
②氷をわきの下、足の付け根、首の裏に当てる
③冷たい水を吹きかける
④うちわなどで扇ぐ
です。
大前提として、
日陰で、衣服は可能な限り脱がせるか軽くしてください
スポーツの現場ではバケツなどを用意し、
日常で対応する際は②~④の合わせ技が最善かと思います。
もしその場で症状が回復しても、
その日の活動再開は控えて涼しい場所でゆっくり休みましょう。
スポーツ活動においても同じです。
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【対策】
ここから具体的な熱中症対策について3つご紹介します。
①水分を無くなる前に補給する
②プレクーリングする
③暑さに慣れておく
の3つです。
水分は上記のとおり、
スポーツドリンクを取ることで汗で失われたイオンや糖分を補給でき、
熱中症の症状を軽くしたり未然に防ぐことが出来ます。
プレクーリングとは予め体温を冷やしておく事ですが、
クーラーなどで外部から冷やすのではなく
かき氷などで内部から体温を冷ましておくことです。
熱中症になるのは体の深部の温度が上がることで起こるので、
深部を予め冷ましておくことで体温の急激な上昇を抑えることが出来ます。
もちろん、日常的に冷たいもののみ口に入れていれば内臓は弱りやすくなるので、
長時間外に出るときの直前だけスムージーを飲むなど
タイミングや頻度が重要です。
暑さに慣れるというのは、
クーラーの効いた部屋からすぐ真夏の空に出るのではなく
日陰である程度慣らしてから日なたに出ることで、
めまいや怠さを抑えることが出来ます。
また日常的に外に何分か出る習慣をつけ、
日数をかけ徐々に暑い環境に慣らす「暑熱純化」も有効です。
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【まとめ】
これからの季節、暑さから逃れることはできませんが、
対策さえ知っていれば症状は起こさず健康的に乗り越えられます。
最重要なのは、
対応をしてもよくならない場合は必ず救急車を呼んでください
とても重要なので何度も申し上げます。
対応法を知っている指導者さんほど自分で何とかしようとしてしまい
救急車を呼ぶことをためらってしまいがちですが、
症状の重症度を見極めてすぐ呼ぶ
自分で処置をし改善がなければためらわずにすぐ呼ぶ
ことも指導者やトレーナーとして重要なことではないかと思っています。
もし症状が起こってしまっても上記の対応を誤らなければ大事に至ることは無いので、
正しい知識と正しい対応で、楽しい夏にしていただければと思います。
もっと詳しく知りたいという方は
日本体育協会発行の「熱中症予防ガイドブック」という冊子がありますので、
pdfなら無料で御覧いただけるので是非ご一読していていたければと思います。
http://www.japan-sports.or.jp/publish/tabid/776/Default.aspx